建設業で使える補助金はありますか?

建設業で使える補助金はありますか?

建設業で「建設機械・重機の購入」に使える補助金は、実務的にはかなり限られます。
ポイントは「単なる機械購入」では通りにくく、生産性向上・安全性・脱炭素・新事業などの“理由付け”が必須です。


その前提で、実務上よく使われるものを整理します。

@ 重機購入に最も使われる王道
ものづくり補助金

ものづくり補助金は、中小企業や小規模事業者が取り組む革新的な製品・サービスの開発や、生産性向上に向けた設備投資、海外展開などを支援する補助金です。
建設業では、新しい施工技術の導入や、生産性を高める設備・システムの導入などに活用できる可能性があります。

  • 補助額:750万円〜最大3,000万円程度
  • 補助率:1/2〜2/3
  • 対象:ICT建機、最新機械など
特徴
  • 建設機械購入で最も現実的
  • ICT施工(ドローン測量・マシンコントロール)との相性が良い
注意点
  • 「単なる買い替え」は不可
  • 生産性向上・高付加価値化のストーリー必須
 例
  • ICTバックホウ導入で施工時間30%削減
  • 人手不足対策(省人化)
A 新規分野・業態転換系
中小企業新事業進出補助金

中小企業新事業進出補助金は、中小企業等が既存事業と異なる事業へ挑戦し、新市場や高付加価値事業への進出を目指す取り組みを支援する補助金です。
例えば、既存の建設業の業態から、環境に配慮した建材を活用した新たな建築サービスを展開する場合や、新規顧客向けのサービス提供を目的として設備投資やシステム導入を行う場合などが想定されます。

  • 補助額:1,500万円〜1億円超
  • 補助率:1/2〜2/3
特徴
  • 重機購入も対象になるが

   → 新規事業が前提

 例
  • 土木工事業 → 解体業へ進出
  • 舗装業 → 環境事業へ転換
評価の本質

「その重機がなければ新事業が成立しないか」

B 省力化・人手不足対応

中小企業省力化投資補助金は、事業の生産性向上を目的に、省力化自動化設備を導入するための補助金です。
建設業では、例えばロボットを使った施工機械の導入や、AIを活用した現場管理システムの導入に使用できます。
「カタログ注文型」と「一般型」の2つの類型があり、補助上限額は類型によって異なります。

  • 補助額:カタログ型 最大1,500万円、 一般型 最大1億円
  • 対象:省人化設備
特徴
  • カタログ型は比較的通りやすい
  • 建設機械でも「省力化」に該当すれば対象
 例
  • 自動化施工機械
  • 省人化機器
C安全対策(重機ドンピシャ)
高度安全機械等導入支援補助金

建設業労働災害防止協会(建災防)が実施する高度安全機械等導入支援補助金は、車両系建設機械に取り付ける特定の安全装置の購入・取付費用を補助する制度です。

  • 補助額:最大500万円
  • 対象:安全性能の高い重機
特徴
  • 重機購入に最も直球の補助金
  • 建設業専用制度
 対象例
  • 油圧ショベル
  • ホイールローダー
  • 締固め機械
評価ポイント
  • 労災防止・安全性向上
D 脱炭素・電動化
省エネ・電動化補助金

省エネ・電動化補助金は、工場や事業所での設備導入商用車・建設機械の電動化、または住宅の省エネリフォームなど、目的によって多岐にわたる国や自治体の支援制度が用意されています。

  • 補助額:数百万円〜数億円規模
  • 補助率:1/3程度
特徴
  • 電動建機・低燃費機械などが対象
  • 今後は最も伸びる分野
 例
  • 電動ショベル
  • 低排出建機
E 小規模事業者向け(参考)

小規模事業者持続化補助金は、小規模な企業や事業者を対象に、販路開拓や生産性向上を支援する補助金です。
建設業では、新たな顧客層をターゲットにした広告活動ウェブサイトの制作営業ツールの導入費用のために支給  してもらえる可能性があります。

  • 補助額:〜250万円
  • 補助率:2/3
結論
 重機購入には基本的に不向き

理由

  • 販路開拓が目的
  • 設備投資は補助対象になりにくい
全体比較(重要)
補助金の種類 採択率 難易度 備考
@ものづくり補助金 約30〜35% 王道だが厳しめ
A新事業進出補助金 約35% 中〜高 新規性必須
B中小企業省力化投資補助金 約60〜70% 低〜中 最も通りやすい
C安全機械導入支援補助金 約50%前後 建設業向き
D省エネ・電動化補助金 30〜60% 今後拡大
E小規模事業者持続化補助金 37〜50% 設備向きでない
【結論(実務判断)】
戦略として

単純に言うと:
 ×「重機が欲しい」では通らない

  • 「この重機で経営課題を解決する」が必要

特に重要なのは3つ:

  • 生産性向上(時間短縮・省人化)
  • 売上増加(新工法・新サービス)
  • 社会性(安全・環境)
建設業におすすめ補助金

■最優先
B中小企業省力化投資補助金(通りやすい・実務向き)


■王道
@ものづくり補助金(高額・実績多数)


■確実性
C高度安全機械補助金(建機購入に最適)


■高額狙い
A新事業進出補助金(難易度高)


当事務所の手数料

 申請サポートに伴う手数料として以下の金額をいただいております。 

  1. 申請時着手金 :10万円(税別)
  2. 採択時成功報酬:採択額の10%(税別)
  3. この@とAを合計した金額が報酬となります。

【費用計算例】
 申請補助金額750万円で採択された場合 

着手金10万円+成功報酬75万円

   合計85万円(税別)

サービス内容

申請までのサポート一式がサービスに含まれます。

〇相談
 ・お客様の事業は申請の対象か
 ・どの類型で申請可能かのご相談
〇申請書類の作成支援
 ・経営計画書兼補助事業計画書
 ・補助事業計画書
〇申請書類のご用意


採択後のサポートをご希望のお客様は、別途ご相談をお願いいたします。


これらの補助金をシステムで申請するにはGビズIDプライムアカウントが必要です。
アカウントの取得には数週間程度を要します。
未取得のお客様は早めにGビズIDプライムアカウントのご取得をお願いいたします。